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〜武器になるビジネスツール〜「辞書型名刺」商品開発秘話

株式会社宗美では、新規事業の一環として外部の専門家の協力を得て、新商品「辞書型名刺」を開発いたしました。
今回は、この「辞書型名刺」開発の誕生秘話をお話していきたいと思います。

辞書型名刺とは?

そもそも辞書型名刺とは何か? 疑問に感じられた方が多いのではないでしょうか?
この辞書型名刺はまだ世の中のどこにもない、新しいビジネスツールです。

今までの印刷物だと
「単なる印刷物は……読まれない」
「単なる印刷物は……捨てられる」

という運命を辿っていました。

そこで印刷業界に携わる我々ができることは何か?
考え生まれたのが「辞書型名刺」なのです。

名刺交換で使用される名刺。ただの紙の名刺が出てくると当然考えられますが、
それが名刺の形をした辞書だったらどうでしょう?

「なんだこれ?」という驚き
「ふむふむ」と思わず読んでしまう
「とりえあず」取っておきたくなる
「こんなの見つけた!」とSNSにアップしたくなる

実はこの商品、名刺ではなく、ビジネスで役に立つツール(武器)なのです。

実際に辞書型名刺の外観をご紹介します。

今回は発案者であり辞書型名刺の第1号使用者である、「雇わない株式会社 安田佳生様」の名刺をご紹介します。

☆ケース(名刺)


☆辞書本体外観
☆辞書本文

どうですか? とってもワクワクする名刺ですよね。

デザインコンセプト

この辞書型名刺は、とにかく名刺に見えなければ意味がない。
これがデザインや製造の過程で大きな壁でした。

名刺(ケース部分)のデザイン

まずケースであることを忘れ、名刺として違和感なく機能するように、デザイン案を3案作りました。
雇わない株式会社の皆さまには、どのデザインも気に入っていただけて、メンバーごとに違うデザインにしたいというご意見もいただけきました。

辞書の表紙デザイン

洋書のように見えて、アンティークな辞書の雰囲気を兼ね備えたデザインにしました。
CMYKで最大限「金色」に見えるようにデザインを工夫し、紙だけど質感は上質な革を思わせるように、高級感を持たせました。
しかしこの革の色調整だけでかなりの時間を費やすことに・・・。

本文デザイン

問題は要となる本文です。辞書であるものの、そのまま国語辞典のように活字が綺麗に組まれただけの本では、読んでもらえないと思ったからです。
絵本にならないような色彩設計、マンガ本にならないように、しかし見て楽しめるイラスト。
文字の組み版に関しては綺麗に組まれるように何度もやり直しました。
そしてこの「雇わない経営辞典」の最大のしかけ。。。(※しかけについては実物をご覧いただくか、宗美の社員にお尋ねください)

印刷、製本、加工

この商品は本としてはサイズが非常に小さいため、機械で製本することができません、全て手作業になります。技術を持った製本会社にしかお願いできず、また一日に作業できる量も限られているため、かなり難易度の高い仕上げになっています。
サンプルを作成した段階で、背(幅)が厚く名刺に見えないという意見が上がり、急遽背を薄くするようにデザインや展開図を調整する必要が出てきました。

いよいよプロトタイプ完成

こうして試行錯誤の上、印刷・製本が終わりサンプルが完成!
想像通りの仕上がり。目指すところに達した質感にできあがりました。
しかし、背の文字がぴったりセンターに来ていないなどの問題が発生しましたが、それも解決し調整後量産へと進行しました。

告知用のランディングページを作成

ランディングページ作成にあたり、弊社代表取締役社長の氏家をモデルにし、プロのカメラマンによる撮影が行われました。


ランディングページのデザインの仕上がりも150%満足行くものになっています。
こちらよりぜひご覧ください。

発案から完成まで半年強かかった新商品ですが、かなりの自信作となっています。
少しでも興味を持たれた方は、お気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。