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みんなで悩もう! 書体選び

書体選びはデザインの肝であり、デザイナーが頭を悩ませる要素の1つでもあります。


2020年3月には高輪ゲートウェイ駅の看板で使われている書体が世間を賑わせました。
この看板の書体はヒラギノ明朝体を使っていたのですが、ここでは是非についてのコメントは控えさせていただきます。

では、実際にデザインを作る時にデザイナーはどうやって書体を選んでいるのでしょうか?


ただ単に好みの書体を使っているだけではありません。その文字がタイトルなのか、本文なのか、キャプションなのかによっても使い方が変わってきます。
ここではタイトルをデザインする際の書体選びについて紹介していきます。
次の言葉を使うとき、みなさんはどのようなフォントを選びますか?

「願えば夢は叶う」

強い夢がある場合、太いゴシックを選ぶかもしれませんね。

小さな夢で主張しないなら、やわらかいイメージの書体を選ぶ方が多いかもしれません。

少女が叶える夢でしたらこんなイメージでしょうか?

ここで示した3つのパターンがあるように、実はタイトルの書体は本文を読まないと決められないのです。
キャッチコピーをデザインする場合も、そのコピーが何を表現しようとしているかを理解しないと、本当に伝えたい事を表現するデザインは作れません。

さらには、内容を理解していないのに装飾に気をとられてやりすぎてしまうと、結果として伝わらないデザインになってしまいます。

好みも分かれてきますしシンプルなものが好きな人もいますので、クライアントとのすり合わせが重要になってきます。

デザイナーに指示を出す側になった場合、ゴシック体なのか、明朝体なのか、他のイメージの書体なのか具体的に示すと、お互いが納得できるデザインができるかと思います。
書体選びに限らずですが、よく言われる「とにかくかっこいいやつお願い!」という指示が一番困ってしまいます。
何か自分のイメージに近いものを画像検索でいくつか探し出して、デザイナーに見せるやり方だと上手くいく事が多いです。

どんな仕事もそうですが、コミュニケーションが本当に重要なんだとつくづく感じさせられます。